ヒーローしのい

1999年12月11日(土)


13:00〜16:30
(3セッション)

天候:晴れ 路面:ドライ

セッティング:ダンパーF 20 R 20 
空気圧:F2.0 R2.0を目指し、スタート時はF1.6 R1.7。

やってきました、ヒーローしのい。前日の晩に日光市内に入り宿泊。
そこはグルメな宿と言う事で、夕食が良いらしいのだが、前回の日光サーキット走行会の
時もそうだったが、今回も深夜に到着し翌朝、朝食後に出発!なので
その夕食にありつけた事が無い・・・。今度は何とかするつもりである。

さて、今回のイベント。某掲示板で盛り上がり、開催の運びとなったもの。
その掲示板はプリメーラオーナー(で、なくてもプリ好きなら可)の集まる掲示板で、
実に普通の使い方をしている方から、峠を走り回っている方々、
中にはサーキットを走る俺のような変わりダネ?もいる。
その中でも俺と同じATプリで峠を走り回っているM氏が話を持ち上げ、幹事を務め、
実現したのが今回のイベントなのだった。
だから、当日のサーキットには約40台のプリメーラ(しかも殆どがP10系)が集まり、
何だか凄い光景であった。

それにしても・・・。と思っていた。
何しろ、参加する殆どの人は俺がいつもサーキットを走っている事を知っているのだ。
そのkennyという人物がコイツであると言う事にその時点では気づかなくても、
いずれ発表される結果は目にするのである。
ここで無様な結果は残せない・・・。少なくともクラス最下位なんて訳にはいかない。

そう、そのクラスである。
今回、主催者はABCという3つのランク設定でクラス分けをして来た。
Aは、完全にサーキット初心者。というよりも、スポーツ走行をした事が殆どない人々。
Bは、ある程度走れるぜ!という、ちょっと自信のある人々。
Cは、普段から峠やサーキットで走り回っている、自他共に認める走り屋たち。
当初、Bで申請したのだけれど、「普段からサーキットを走っているから駄目です」との事で、
Cにされてしまった。ま、仕方がないけれどね。
因みにこのCクラス。流石に殆どがミッション車で、ATは俺と主催者のM氏と、後で出てくるH氏のみ。

通常、走行会と言うと、到着した時点からみんな色々と作業をするものである。
しかし、今回の場合、殆どがサーキット初めてという方が多いせいか、
殆ど作業をしている姿が見受けられない・・・。
だから走行前後に、油圧ジャッキとクロスレンチとトルクレンチでタイヤ交換をし、
ブレーキのエア抜きをしている姿が相当珍しかったらしく、興味津津のまなざしで注目されてしまった。
おまけに、レーシングスーツにレーシングシューズというのも珍しい格好だったようだった。
思い出して見れば、俺も最初の日光サーキットの時は、ただサーキットへ行って
走って、帰ってくるだけだったような気がする。あまりもの横Gに驚いて、
慌ててシートとハーネスを買ったりしたのだった。

いよいよ走行開始である。サーキット側の説明(ドラミ)の後、ペースカーの後について
クラス毎にコースを数周する。ここでドラミの時の話に出ていたコース状況を確認し、
とにかくコースを覚える事に専念する。
この完熟走行は、初めてのコースを走る者にとっては嬉しい。
経験者と未経験者が同時にコースインすると、未経験者はコースをつかむまでに
余計な時間を使う事になるからだ。

ようやく通常走行の時間がやってきた。A・Bクラスとも特別に大きなトラブルもなく戻って来た。
後ろから3番目あたりでコースインする。インラップではタイヤを温める事に専念する。
2周目、最初のアタックラップに入ると同時に、前を走るU氏が道を譲ってくれる。
実はこのU氏。我々よりも年輩で、俺と同じような怪しい仕様のプリメーラに乗っている。
だから(?)心密かにライバル視していた1人なのだった。
さらに、もう1人ライバル視していた人がいる。主催者のM氏である。単にお互いATだから。
この事は本当に心密かに思っていた事なので、本人達には言っていない。
だから、これを読んで初めて気付いているかも?(笑)
とは言え、2人はサーキットは初めての筈だから、ちょっとずるいハンデ戦かもしれない。

で、そのU氏を抜いた直後の1コーナー。奥に行くに従ってきつくなる複合コーナーなのだが、
タイヤが温まりきっていなかった事もあり、ちょっとオーバーペースで進入してしまい、
片輪を落としてしまう。何とかコースへ留まる。と、1台コースアウトして止まっている車がいる。
やっぱりこのコーナーは難しいから飛び出しちゃうんだなあ。と思いながらラインに戻ろうとした瞬間。
さらに向こう側に1台、白いHP11が完全に飛び出して止まっている。
何しろお尻を空に向けているので、とりあえず止まって様子を見に行くことにした。
すると、最初に止まっていたドライバーも心配して車を止めたらしく、一緒に見に行く。
見るとコース脇の木に真正面から刺さっている。無事に降りてきたドライバーはH氏であった。
このH氏の車もATで、M氏と3人でAT3人衆などと名乗っているのだが、
この日、俺と同行してくれた相方と、3人で昼食を一緒に取ったのだった。
当然、セッションは赤旗中断になり、彼の車を引き出す為にローダーがやって来た。
しかし、なにしろランオフエリア(などと呼べるような代物ではないが)は、ぬかるみ。
ローダーもスタックしてしまい、ミイラ取りがミイラ状態。
俺がその場に留まっていても何も出来る事は無いと判断。
2人を残して、状況説明の為にピットへ戻る事にした。

待つ事30分以上・・・。その間、ペースカーが行き、4駆の車が行き・・・。
何とかして彼の車を引き出すのに成功し、セッション再開。
しかし、サーキット経験のあまりない人達は、もうこの事故で完全にびびってしまっている。
割とよく走る連中(俺を含めて)は、サーキットでの事故をたくさん見ているので、
何ともなく、やる気充分だったりする。
とは言え、やはり現場の1コーナー付近はちょっと恐い。
というよりも、何しろこのサーキット、サーキットらしからぬコースなのだ。
1コーナーは両側コンクリートウォール。その他の場所も、ぎりぎりまで林になっていて、
コースアウトしようものなら、たちまち餌食になってしまう。
まるで峠道を走っているようなものだ。
違うのは、対向車が来ない事と、路面のミューが違う事くらい。
あんまり安全なコースとは言えない。
思い起こせば最初の日光サーキット。たくさんコースアウトしたものだった。
もしもあれが、このコースだったら・・・。俺も間違いなく今回のH氏と同じ目に遭っていただろう。
そうなっていたら、今の俺はいないかもしれない。

とりあえず1回目のセッションが終了し、タイムが出る。
俺は57秒台後半。ATのM氏は56秒台前半。1.5秒近く離されている。
むむう・・・。これは悔しい。ちょっと離され過ぎである。
2.1キロまで上がっていたフロントタイヤの空気圧を2.0に落とし、
リアタイヤは1.9強。ま、このままで良いであろう。という事で、2回目に備える。

本当はここで、エア抜きをしておくべきだった。くたびれて忘れていたのだった。

さて、2度目のセッションである。打倒M氏に燃え?とりあえずは55秒台を出さなければ!
2周くらい、ひたすらタイヤを温めるに専念し、アタック開始。
しかし、前方にはU氏がいて、後ろからは懸命に追いすがってくる車がいる。
このままではクリアラップは取れないと判断し、2ヘアの立ちあがりでウインカーを出し、
ペースを落とし、後ろの車に先に行ってもらうことにした。
それ以上後ろから来る車に追いつかれない程度のペースで前を空け、
次のラップから全開で行く事に決めた。

全開でコントロールラインを抜け、1コーナーへ進入。ブレーキを引きずるようにしてアウト側をまわる。
何しろATなので、ブレーキで少しペースを落としながらきつくなるコーナーに対応し、
タックインで1ヘアをまわる。CPを出来るだけ奥に取り、続くS字(というよりもシケイン)、
1発目の右コーナーは縁石が馬鹿げた高さ、まるでとんがっているので避けて通る。
続く、左→右は縁石に派手に乗っかり、右コーナーの縁石を思いっきり踏んずけて、
バックストレッチに着地をすると、ちょうど良い角度になっている。そのままアクセル全開!
バックストレッチのシケインは、これも縁石走法。手前で軽くブレ−キング、と同時に進入ラインを定め、
右・左の縁石をフルに使って進入の時点から全開、イッキに上り坂を駆け上がる。
その先の第2ヘアピンは、これまで経験した事がないようなきつい左コーナー。
ほとんどストップアンドゴーになる。
ATの場合、殆どが2速で走るのだが、ここだけは1速まで落ちてしまう。
そこから普通に踏んでいると、早々に2速へ上がってしまい、勿体無いので1レンジに落とし、
7000回転オーバーまで引っ張る。これをやりすぎるとシフトがスタックしてしまい、2速に
上がらなくなってしまうので、微妙なところである。
上手く2速に入ればオッケー!
最終コーナーは、右側にラインをとり、手前でブレーキ。少し残した状態で軽く左にステア。
ここも右・左の縁石をフルに使い、全開で抜ける。
どうせホームストレートの右脇、ピットウォール側は分厚くスポンジがあるので当たっても
それほどダメージは無い筈だから、ちょっとくらい当たってもいいや。の精神である。
しかし・・・。そうするともっともアウト側に膨らんだ瞬間は、ちょうどピット出口あたりなのである。
こんなコースでレースをやるとどうなるか・・・・・?
下手をすると、本線上を全開で走って来た車と、ピットアウトしようとする車が激しくクラッシュ
しかねないのである。今思えば、かなり恐いコースだ。
通常、走行会であればピット出口に係員を置くので問題無いと思うけれど。

で、結果なのだけれど・・・。
トップの人が52秒602。俺は55秒290で、総合6位!
とりあえず、面目は保ったかな?といったところ。
もしもA・Bクラスだったらクラストップだったのに・・・・・。
ま、それはともかく、楽しい走行会でした。
H氏は残念でしたが、エンジンまでは逝っていないようなので、
いづれ復活出来る事でしょう。