ヒーローしのい

2000年12月9日(土)


9:30〜16:30
(3セッション)

天候:晴れ 路面:ドライ

セッティング:ダンパーF 20 R 20 
空気圧:文中に表示。

ちょうど1年振りである。
今回もグルメな宿、ガストホフ木馬(日光)にお世話になる。
去年も同行してくれた大阪のファンは、半休を取り早々に東京着。
金曜の18時頃に都内を出発、途中佐野SAで佐野ラーメンを食べ20時半頃には
宿へ到着。思いの他、道が空いていたので楽だった。

今回の目的は3つ。この宿の夕食を取る事。無事に帰る事。そして去年のタイムを更新する事。

流石に1年も経つと違う。サーキットの駐車場へ着くと、既に多くの人がタイヤ交換をしている。
去年は俺を含めて実に少数派だったのに・・・


1度目の走行は、完熟走行。セッションと呼べるものではない。
日曜日の筑波サーキットの経験を踏まえて、F1.5 R1.9の冷間空気圧でコースイン。
タイヤを温めるべく、コーナーでペースを上げたり・・・とやったのだけれど、
絶対速度が遅いので、流石に温まらない。
とりあえずコースを思い出しながら周回。

他のクラスが完熟走行を終え、いよいよセッション開始。
FIG氏の後方からコースイン。
最初の内はFIG氏について行くのだが、流石に相手は180馬力。
次第に離されて行く、ま、それは仕方が無い。と、2台後方からHP11が追い上げてくる。
途中からヘッドライトを点灯させ、やる気マンマンの様子。
ペースが上がらないのに相手をしても仕方が無いので、2ヘアの進入時に先行してもらう。

それにしてもペースが上がらない、何しろタイヤがまるで温まる気配が無い。
それだけでは無く、何となくしっくりこない。せめて空気圧をもう少し上げようと思い、
ピットロードへ向かう・・・。

空気圧を確認してみると、2.0しか無い。昨年はそれで走ったのだけれど、
1年経つと俺も感覚が変わる。おまけにタイヤも違う。せめて2.2は欲しいところ。
ってな訳でエアコンプで空気を注入。したところでセッション終了。
結局、計測は2ラップのみ。58秒台だったかな?

昼食後、ふと気になってオイルをチェック。オイルゲージを抜くと、
半分くらいしか入っていない!(爆)
麗氏に余ったオイルを頂き、とりあえず適正量を確保。
いつもならば予備のオイルを持っているのだが、今回に限って置いて来てしまったのだった。
(おかげで俺のエンジンは無事だったのだが、麗氏はエンジンブローでリタイア・・・
頑張って復活してくださいね。)

2度目のセッション開始。と、とんでもない事に気付く。
ABSを外していない!慌ててピットインし、ABSヒューズを抜く。
このピットインで3分程ロス、つまり3周分ロスしてしまった。

それでもやはりキャンバーの効果は凄かった。
あまりに凄いので、どのあたりまでが限界なのかが掴めず、
1コーナーから1ヘアに掛けては非常に慎重に通過。
何しろあそこで限界を試して飛び出したら・・・昨年の事故を見ているだけに恐ろしい。
だから、逆にあのあたりは遅くなっていたかもしれない。
もう1箇所、キャンバーで限界が上がって怖かったのが最終コーナー。
本当はもっともっと踏めたのだろうけれど、あのスポンジバリアさえ怖くなっている。
限界が上がっている分、失敗したらその「おしおき」は大きいのだ。
明らかに楽になったのは2ヘア。アウト側からCPを奥に取ると、アクセルオンで回って行ける。
わざわざ手動で1速に落とす事も無く、普通に走って行けるのだった。
しかし、ブレーキ→ターンインの感覚が変。やはりブレーキフルードがエアを噛んだのかも・・・
ピットインして直ぐに同行の大阪のファンに手伝わせてエア抜き。
結構、多くのエアが抜けて行った。やはりこれである。
因みにこの時のベストラップは56秒302。これは去年のベスト、55秒290にも届かない、
かなりヤバイ状態である。

大阪のファンからチーム監督のようなオーダーが出る。
「せめて昨年のタイムは更新せよ!車は絶対に壊すな!」である。
大丈夫、エア抜きしたからきっと・・・

3度目のセッション、開始時刻になったのだが、みんな並んで居ない。
準備を終え、車に乗りこみ、スタートを待っているのは俺1人。
係員がグリーンフラッグを振り、俺1人がコースイン。おかげで1〜2周は完全な1人舞台。
流石にブレーキがきちんとしていると違う。
走行中は自分のタイムを見る余裕など無いのだが、55秒は切っているな、というのが分かる。
相変わらず1コーナーの進入はかなりペースを落とすのだが、それでもアプローチを変えてみたり、
どのラインが速いのかを試しながらの走行。
何とか昨年のタイムをコンマ7秒くらい縮めて54秒511。
本当はあと数周走りたかったのだけれど、ここでチェッカーフラッグ。

ピットイン後、早速、撤退準備開始。ここは暗くなると照明も殆ど無いので、
後片付けが大変になるのだ。そもそも寒いのに、更に寒くなるし・・・。

片付け中に、「時間が余りそうだから、最後にフリー走行出来ますよ」と言われたのだが、
暗くなるのが嫌だったので、遠慮させてもらった。
もう少し明るければ走りたかったのだけれど・・・。

その後、愕然とした事に気付く。
52秒台(52秒554)のタイムを出している人がいる。
いや、それがMTとかEGチューンしてあるのならば驚かない。
ATノーマルだというのだ。後で調べてみると、俺の車よりも優れているのは
ブレーキ廻りのみ(スリットローターとか)の様子。
一体、どうやったら2秒近くも縮められるのだろう・・・???と頭を抱えてしまった・・・
(因みにこのタイム、全体で3位である。とはいっても1位はFTOだったので、
プリメーラに限定すれば2位。実質的にはトップと言って良い。)

後日、聞いたところによると、やはり1コーナー〜1ヘアの走り方が違う。
凄い差だが、たったそれだけの事なのだ。

ともするとパワー競争とか、「速い車」にする事に傾倒してしまうのだが、
そんな事よりも「速いドライバー」になるべく、腕を磨くのが先だなぁ・・・と
改めて思い知ったのであった。
(当然、次回の目標になりました>Kaon氏)