筑波サーキット
2000年11月4日(土)
9:00〜9:30
10:00〜10:30
天候:晴 路面:ドライ
セッティング:ダンパーF 20 R 20
空気圧:走行前 文中に表示
久し振りの筑波サーキット。この日の為に?きちんとメンテナンスをしておいた。
ATFは結局、1年も持たず(要は夏を越せないのだった)に交換。
しかもレッドラインである。何と言うか、あのエンジンブロー以来、1流品以外は怖いのだった。
オイルも前日に交換、これもレッドラインの0w−40である。
10000kmとか20000kmとか持つとか言ってショップは売るらしいが、
それは街乗りの話。サーキットでガンガンに回す人間にとっては、どんなオイルも3000kmが
限界のようである。ちょっとしんどい。
更に、最近車が重く感じるなぁ・・・と思っていたのでプラグを改めてチェック。
白く焼けている。あるいは最近常用しているインナーサイレンサー(マフラーの出口にかまして、
低音をカットする、近所迷惑追放パーツ。あるいは車検対応の為のパーツ)のせいだろうか?
いずれにせよ、プラグ先端は丸くなって来ているし、これも交換。
当然、SFのトリプルプラチナである。今回もBをチョイス。
あのクラッシュの時以来、久し振りに大坂のファンが応援に駆けつけてくれた。
「今回は16秒台を切るよ」と約束する。
行ける筈なのだ。油関係は完璧、天候も気温も完璧、ちょっと不安なのはアライメントくらい。
いつも通り1時間前にサーキット入り。途中のコンビニで買ったサンドイッチ等で
軽い朝食を済ませて準備を開始。
不要な荷物を降ろす・・・等はファンにお願いし、NEOVAをトランクから降ろし、
ギュ−ンと交換。これが右フロント用、これが左フロント用・・・とチェックしている内に、
ものすごく不安な事に気がつく。タイヤがなんだかいびつに減っている!
特に左のタイヤ。外側のエッジ部分が凄く減っていて、一山越えて内側は綺麗に減っている。
こんなタイヤでまともに走れるのだろうか?
ケチらずに、換えてくれば良かった・・・。と思っても仕方が無い。
ま、何とかなるでしょう。
フロントを1.8、リアを1.9の空気圧でコースイン。
と、重要な事に気がつく。ABSを外していない!
空気圧をチェックする意味もあって、5周くらいした時点でピットイン。
車を降りてABSフューズを抜き、空気圧をチェックする。前後とも2.2、悪くない。
と、件のファンの姿を探す。どうやら1コーナーから1ヘアの間の金網から見ている。
そろそろコースに戻ろうと準備をしながら後姿を見ていると、そわそわしだしている。
そう、前回の出来事があったので心配しているのだ。
大丈夫、俺はクラッシュなどしていない。ピットインしただけなのだ。
それにしても怖い。
基本的には良い走り。ヘアピンも上手く通過出来ている。
最終コーナーも立ち上がりを見極めて全開にして、
クリアラップの場合はコンスタントに16秒台である。
ところが・・・
ダンロップコーナーにせよ、最終コーナーにせよ、自分の走りではない。
ダンロップ下はドライバーの意思よりも早くリアが出てしまう傾向があり、
最終コーナーはずるずるとアンダーを出している。
イン側を廻ってみたり、アウト側で舵角を少なくしてみたりしても、その傾向は変わらない。
おまけにリア(特に左側)がピョンピョン跳ねるような感覚。
お陰でアクセルを開けられない・・・・・・。
1回目のセッションは1分16秒819が限界。
おまけに遅い車に引っかかったダンロップコーナー〜2ヘアの間、
その車の右側にはもう1台遅いのがいたので、左側(アウト側)からパスすることに決めて
真横に並ぶ。と、恐らく後ろを見ていなかったであろうその白い車は、アウト側に寄せて来る。
つまり、自分のラインを取ったのだった。
接触すれすれで、俺は左タイヤをダートに落としながらも踏ん張る、
その白い車が気付いて、ちょっとイン側に寄る、
前に出た俺は2ヘアを通過しようとする、と・・・泥で汚れたタイヤのせいか、
いきなりリアが滑り出す。的確なカウンターステアで修正、何とか事無きを得る。
その後、バックストレッチではぎりぎりまでその白い車も付いて(というか、ほぼ横に並んで)来たのだが、
最終コーナーで離れてからは、完全に引き離し・・・。ふう・・・
とにかく、タイヤを信用出来ない事ほど怖い事は無い。
あるいは空気圧のせいだろうか?と言う事で、2度目のセッションへ向けて、
温間時2.3(前後共)に変更。
そして2度目のセッション。
同じである。
ま、ちょっとは良くなったのかもしれない。
タイムは1分16秒513。完璧!と思ったラップでこれである。
何しろ、踏める筈の所で踏めない。
これが自分のせい(つまり、精神的に怖くて踏めないとか・・・)なら、もう止めよう!と思いながら
ピットへ戻り、帰り支度を始める。
そこへ、俺の車のブレーキのOHをしてくれたM氏登場。
タイヤを見るなり、「こんな状態じゃ、誰が乗ってもタイムなんて出ないよ、
kennyさんがどうこうじゃなくて、こんなタイヤの使い方になるんじゃ話にならない。
これでタイムを出すなんて、ノーマルタイヤでタイム出しますって言ってるような
もんだよ。キャンバー付けなきゃ、どんなに良いタイヤを履いても、
例えSタイヤを履いても、絶対にコレ以上速くは走れない!」
と断言されてしまった。
つまり、205(mm)あるタイヤ幅のうち、コーナーで使っているのは、ほんの数センチなのである。
ほとんどショルダー部分のみ。タイヤが新しい頃は、ショルダーが生きているから良いのだが、
それを続けている内に、ショルダーが丸くなってしまって、グリップを失って行く・・・。
そう、だから怖かったのだった。最終コーナーでずるずると流れて行く感じ・・・
いきなりグリップを失って、飛んでいってしまいそうな不安な感じ・・・。
ドライなのに、いきなりスピンをしそうな不安定さ・・・。
全てはそこにあったらしい・・・。
色々と相談した結果、ネガティブアッパーリンク等を使ってでも、ネガキャンを付ける事に決定。
その代わり、フロントにしか設定が無いのでリアが出やすくなるのであろう。
その辺りをどうやってセッティングするかが、今後の課題かもしれない。
ともあれ、もう少しチャレンジしてみる気持ちにはなれた。
後日談
その翌日、早速いつものショップへ出向き、パーツを調べてオーダー。
ついでに、どっちみち使えなくなったNEOVAの次のタイヤを相談。
当初、038(Sタイヤ)の案が出る。が、「あのバネでSタイヤって、使い切れるのかなぁ・・・?」
の問いに、「うーん・・・」の後で「そうだ、kennyさんにぴったりのが出たんですよ」との店長の言葉。
それは045というタイヤ。「基本的にはSタイヤなんだけど、街乗りも出来ますよっていうタイヤです。
ま、Sタイヤとラジアルとの中間ですかね」との事。
モータースポーツ活動休止を考えている俺にとって、とりあえず納得の行く結果が欲しい所。
もうそろそろ、ちょっとタイヤに頼っても良いかな?なんて気持ちもあって、採用を決定。
因みに今までの205/50−15から195/55−15へとインチダウン。
おまけに4本買うと1本は10円で良いというキャンペーンのお陰で、
NEOVAよりも安く、非常にコストパフォーマンスに優れた買い物になりました。
このタイヤ、土屋圭一氏がエビスサーキットでNEOVAよりも3秒弱短縮したタイヤ(ヨコハマのテスト)らしい。
ま、どこまで使えるかは自分次第ですが、こんど筑波を走った後にはインプレをお届け出来る事と思います。
同時にフロントにキャンバーを付けるので、純粋なタイヤの比較にはならないと思いますが・・・。